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熱研について

はじめに

 私たち熱帯医学研究会(熱研:ねっけん)は,熱帯地方の医療や保健について、実際に現地を訪れて研修する部活です。1965年に創立された熱研は、既存の国際保健サークルとしては日本で最も古いものの一つで,継続して国内外に部員を送り出しています。設立当初はまだアメリカ領だった沖縄への学術調査に同行させて頂くことからはじめ、その後海外での活動も増え、現在までの研修地は23カ国を超えています。

 最近では必ずしも熱帯に関わりがなくても、国際保健という大きな枠組みの中で自由に立案された企画が増えてきています。各活動班は事前の勉強会を行い、また活動終了後も報告書の執筆と報告会での発表とを通して、情報を共有し、議論を深めるようにつとめています。また、山口大学の国際医療研究会、佐賀大学の国際医療研究会、産業医科大学の国際保健研究会などの他大学のカウンターパートとも、合同の学習会を開催して情報を交換しています。

組織と連絡先

会長:中西 洋一(九州大学医学研究院呼吸器内科分野 教授)

事務局:〒(更新中)
  福岡県福岡市東区馬出3−1−1
  (更新中)教室気付 熱帯医学研究会
   tropical-adm@umin.ac.jp (幹部に直接転送されます。ご質問や提案など、気軽にご連絡ください。)

総務:末安巧人(医学科3年)
会計:江川知康(医学科3年)
企画:一木稔生(医学科3年)
外務:米谷拓朗(医学科3年)
渉外:大村洋文(医学科3年)
広報:國村和史(医学科3年)

入部を考えている方のためのFAQ

◎ 部室はどこですか?

馬出医系キャンパス基礎研究B棟東側の1Fです。法医学教室を通り過ぎたあとにあります。エアコン、ストーブ、こたつ、冷蔵庫、電子レンジにコーヒーメーカーと試験前に缶詰になるには絶好の環境がそろっているだけでなく、お昼休みや突然の休講も、漫画・本、インターネットと時間つぶしに困りません。
www.flickr.com

 部室までの道のりは「部室をさがす」
 快適な部室の様子は「部室をのぞいてみる」

◎ 部会はいつですか?

部会は(基本的に)毎週木曜日17:30から部室で行います。気軽に様子を見に来てください。活動班は夏期休業中の活動が主です。

◎ 部員は何人くらいですか?

1〜6年生の医学科15人保健学科約15人の合計30人です。昨年度は10人入部してくれました。

◎ 熱帯地方にしか行けないのですか?

いいえ。きちんとテーマを設定して活動企画を立てれば、活動場所は熱帯地方には限りません。過去にも、イギリスやフランス、スイスなどに活動班がありました。

◎ 海外に行くとたくさんお金がかかるのでは?

はい。たしかに、原油高騰の折、航空券代などは数年前よりも割高になっています。ただ、アジア方面は航空券が比較的手頃な上、滞在がとても経済的なので、ごく普通のペースでアルバイトをすれば十分自力でまかなえます。しかも、道中は旅慣れた先輩と行動を共にするので、安心です。

屋台でとる普段の食事の風景 活動の終盤、すこしだけ贅沢も タクシーではなく、市バスと運河で動けば安い

夏休みにタイに一ヶ月滞在する予算はおよそ12万円です。
 ・航空券 4万円
 ・オイルチャージ・諸税 2万円
 ・宿泊代金 2万円 (一泊200円〜。)
 ・食費  2万円(一食60円〜。)
 ・雑費  2万円(現地の交通費やおみやげ)
(個人的な印象ですが、途上国で一ヶ月滞在するのにかかる費用は3万円+移動費と見積もれば、たいてい余裕があります。)

◎ 海外に行かないといけませんか?

いいえ。ハンセン病、緩和ケア、災害医療、ホームレスなどをテーマに取り上げた国内の活動班もたくさんあります。活動の場は海外だけではありません。

◎ 兼部できますか?

できます。体操、陸上、弓道、柔道、バレー、水泳などと兼部している部員もいます。


◎ 部費はいくらですか?

毎月500円です。

◎ 年間スケジュール

4月
企画立案 各自の思うままにテーマと行き先を決めて、同志を募り、企画書をまとめます。  
5月
合同新歓合宿 山口、産医、佐賀、大分、長崎などのカウンターパートと一緒に新入生のみなさんを国際保健の世界へいざないます。  
6月
前期総会 夏の活動企画をOBの先生方に発表し、アドバイスをいただく結団式です。  
7月
研修活動 国内で数日の活動から、海外に一月くらい滞在する活動まで、テーマも場所も様々です。くわしくは報告書を読んでみてください。  
8月
 
9月
報告書作成 研修活動の報告をまとめ、報告会の準備をします。  
10月
後期総会 OBの先生方や本学、他大学の学生のみなさんに、活動を報告します。  
11月
オータムセミナー    
12月
合同忘年会 新歓とおなじような面子が集まって、にぎやかに一年の幕を引きます。  

 

現在までの研修地



1965
奄美大島
1988
鷹島町/インドネシア
1966
奄美大島/石垣島(米領)/マレーシア
1989
鷹島町/インドネシア
1967
石垣島(米領)
1990
タイ
1968
八重山群島(米領)
1991
与那国島/ネパール
1969
八重山群島(米領)
1992
壱岐島/中華人民共和国
1970
八重山群島(米領)
1993
壱岐島/タイ/グァテマラ
1971
沖縄(米領)
1994
壱岐島/福岡県星野村/石垣島/タイ/グァテマラ
1972
沖縄県/フィリピン/タイ
1995
壱岐島/タイ/グァテマラ/パキスタン
1973
沖縄県/フィリピン/マレーシア
1996
壱岐島/福岡県新吉富村/福岡県久山町/タイ/グァテマラ/ネパール
1974
与那国島/フィリピン
1997
壱岐島/石垣島/多摩郡/久留米市/タイ/ネパール/ベトナム/カンボジア
1975
与那国島
1998
壱岐島/千葉市/タイ/パキスタン
1976
与那国島/フィリピン/マレーシア/シンガポール
1999
壱岐島/石垣島/SHARE/台湾/ネパール/ブラジル/ボリビア
1977
与那国島/フィリピン
2000
壱岐島/台湾/ ロンドン/パキスタン/社会医学セミナー/沖縄医介輔
1978
対馬/バングラデシュ
2001
壱岐島/石垣島/エジプト/インド/情報医学
1979
与那国島/バングラデシュ
2002
壱岐島/屋久島/沖縄/台湾/ケニア
1980
与那国島/バングラデシュ
2003
沖縄/インド/WHO/ルーマニア/台湾/緩和ケアチーム/ハンセン病
1981
沖縄県多良間村/フィリピン
2004
大分別府/インド/東ティモール/エジプト
1982
多良間村/タイ
2005
災害医療/社会医学セミナー/緩和ケア/タイ/インド/マダガスカル/スーダン
1983
多良間村/タイ
2006
中国/インド/タイ/沖縄/小児プライマリケア
1984
長崎県鷹島町/マレーシア
2007
キューバ/ミャンマー/フィリピン/インド/中国
1985
鷹島町/フィリピン
2008
沖縄/ホスピス/インドネシア/インド
1986
鷹島町/マレーシア
2009
沖縄/大分・別府/モンゴル/ブラジル
1987
鷹島町/ネパール

 


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Last modified on 2007/04/15(6版)
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